続・寺田的陸上日記     昔の日記はこちらから
2002年3月ブルーなマーチでも街は春めいて
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■3月31日(日)
 午後から取材。久しぶりに外で仕事をしました。誰の取材だったのかは明かせませんが、トラック・シーズンが楽しみになった、と言うことはできます。
 一行日記、ならぬ三行日記ですが、今日で「続 寺田的陸上日記」が終わったら、これがホントの三行半(みくだりはん※)。
※みくだりはん(三行半に書く習慣からいう)
1 江戸時代、庶民の間で夫から妻または妻の父兄にあてた離別状の別称。「三くだり半をつきつける」
2 転じて、離縁すること。離縁されること。また、比喩的に、関係を断つこと。 <小学館国語辞典>



■3月30日(土)
 NHK、朝の連ドラ「ほんまもん」が最終回。見たのは昼やけど。
 「ほんまもん」については、昨年10月16日の日記で陸上界との接点(ほんまかいな?)紹介しています。最後は、主人公の女性が経営する宿泊設備付きの精進料理屋さんの経営もうまくいき、別居していた夫とも仲直りして(理解し合って)終わります。
 そういえば、「恋ノチカラ」の主人公たちの仕事も、最終回で急転直下、好転しました。彼らが開発まで携わった「マウス鉛筆」が、いきなり大ヒット商品になったのですが、どうして人気が出たのかを描いた部分が、ちょっと説得力不足のように感じました。3月17日の日記で佐々木記者の書いた文章を引用させていただきます。「脚本家の方の設定にちょっと整合性を欠くような気が、たった今してしまいました」(珍しく意見が合ったわけです)。
 ともあれ、ドラマの主人公たちのビジネスは成功することが多いようです。それに反して、寺田のビジネスは……。「忙しい、忙しい」と連ドラのように、いえ、連日のように書いていますが、それは期間限定というやつでして、年間の収入をトータルしたら、3月15日の日記にも書いたように、もうひどいもんです。でも、ブルーになるのは今月だけにして、来月からは明るく生きていきます(と心に誓う、健気な青年であった、いや成年か、国体は)。


■3月29日(金)
 今晩もベリー、ベリー・ビジーです。ドノバンは、ベイリー。


■3月28日(木)
 今晩もとても忙しくて、とても日記を書いている余裕などないのですが、昨日の日記で神屋伸行選手の名前が出たので、思い出したことがあります。
 神屋選手が東洋史専攻ということは、一部メディアで報道されたことがあると思いますが、どんな時代をくわしく研究していたか、までは報道されていなかったように思いますので、ここで紹介したいと思います。
 卒論のテーマは「宦官・鄭和の下西洋」。12月の取材の際に、「実は卒論提出間近なんです」ということで、そんな話となりました。明の初期に東南アジアからアフリカにかけて遠征した人物で、中国社会へ大きな影響を及ぼした人物――ということを神屋選手から聞かされ、「えー、宦官が遠征軍の将軍になんかになれるの?」と、思わず問い返した記憶があります。
 宦官は去勢した役人で、中国の歴代王朝に存在し、元々は後宮(皇帝の奥さんたちがいるところで皇帝以外は男子禁制)内の雑用係。皇帝はたいてい、創始者の代から時代が経つにつれて政治に興味がなくなり、他者任せになります。それが宰相(丞相)の類ならいいのですが、皇帝の身の回りの世話をする宦官が実質的な権力を握ると、政治が乱れることが多かった――と、いろんな書物で読んだ記憶があります。
 ところが、神屋選手の卒論対象の鄭和は、寺田が調べたところ、ちょっと特殊な立場でした。雲南省(高地練習のメッカ昆明のある省)が明の支配に入った際に捕らえられ、仕方なしに宦官になったようです。元々は武人だったようで、靖南の変という戦いで活躍し、永楽帝に抜擢され(この辺の経緯も詳しく書くとややこしいのでかなり略しています)、出世したとのこと。
 鄭和の遠征は7回に渡って行われ、船団は大型商船(長さ150m)60数隻、乗員2万数千人という特大規模のもの。絶対君主制の最盛期だった明代初期ということで可能となったのでしょうが、それにしてもすごいです。「南洋諸国からの朝貢貿易は盛んになり、陶磁器や絹織物などの国内産業を刺激することにもなった。また、東南アジアに関する知識が高まり、華僑進出のきっかけとなった」と、ある百科事典には記載されています。
 というような説明で正しいでしょうか、東洋史専攻の神屋伸行選手……って、読んでないか、こんなとこまでは。


■3月27日(水)
 忙しいのが続いています。今晩も日記など書く余裕はないのですが、間違いの訂正をしたいと思います。
 18日に日記で山田宏臣さん(日本人初の走幅跳8mジャンパー)のホテルマンとしての赴任地を韓国ソウルと記しましたが、正しくは慶州でした。富士通の木内監督が山田さんの順大の後輩で、ソウルで行われた東亜マラソン優勝者の藤田敦史選手が木内監督の弟子にあたるので、因縁を感じると書いたのですが、まったく違っていたわけです。申し訳ありません。
 ソウルと慶州というのは、まったく違います。どのくらい違うのかというと、日本でいうなら京都と東京、あるいは鎌倉と大阪、くらいの違いがあります。慶州は俗にいう古都なのです。
 朝鮮半島も歴史上、いくつかの王朝が興亡したのはご存じのことと思います。そのなかで7世紀に半島をほぼ統一したのが新羅で、その都が慶州でした。新羅は10世紀に高麗に滅ぼされ、慶州も政治の中心でなくなります。その後朝鮮半島は元などの支配を受けたりしますが、14世紀終盤に高麗を滅ぼしたのが李氏朝鮮で、その都が現在のソウルです。
 慶州の現在の人口は約30万人。奈良に近い感覚かもしれません。
 というような説明で正しいでしょうか、東洋史専攻の神屋伸行選手……って、読んでないか、こんなとこまでは。


■3月26日(火)
 今晩もめちゃくちゃ忙しいので一行日記……にしようかと思ったのですが、世界クロカンがらみで気づいたことがあるので書くことにします。
 昨日の日記で触れたように世界陸上が「せりく」、世界クロカンが「せくろ」なら、世界ハーフマラソン選手権は「せはー」になります。つまり、この1年間で日本女子選手はせりく4位、せはー4位、せくろ4位の成績(※)を残したことになります。その選手たちは改めて紹介するまでもないかもしれませんが、渋井陽子、野口みずき、山中美和子の3選手。そして、この1年間で“世界4位”の成績を残した3選手が同学年だということに、本日12時27分に、はたと気づきました。
 中学〜高校までは山中選手が同世代のトップを走り続け、高校卒業3年目の99年に野口選手がハーフマラソンでブレイクし、2000年1月から渋井選手の破竹の快進撃が始まります。僅か2年間の快進撃とはいえ、世界選手権マラソン4位にまで到達した渋井選手が世間的な注目度ではリードしています。
 しかし、この冬の駅伝・ロードレース・クロスカントリーでは、甲乙付けがたい活躍だった3人。山中選手、野口選手ともに、渋井選手へのライバル意識を隠そうとしません。普段から驕慢な選手がその手の発言をしても「またか」で終わってしまいますが、日頃、謙虚なキャラの選手がそういった発言をすると、なぜか応援したくなります。もちろん、渋井選手の強気の姿勢も好感が持てます。
 トラックシーズンがめちゃくちゃ楽しみです。
※世界選手権では土佐礼子選手が2位になっていますし、野口みずき選手は99年の世界ハーフマラソンでは2位になっています。が、ここでは話の展開上、4位の事例を取り上げました。


■3月25日(月)
 今日も忙しいので一行日記……にしようかとも思ったのですが、世界クロカンがらみで気づいたことがあるので書きます。
 話は半年前、エドモントンから帰国したちょっとあとのことです。留守中に撮っておいた世界選手権のビデオを何とはなしに見ていたら、「セディフ」「セディフ」とアナウンサーやキャスターの方が話しています。やっぱり室伏広治選手が活躍したから、ハンマー投の世界記録保持者が話題に上がっているんだ、と最初は思いました。が、それにしても「セディフ」の数が多すぎます。一瞬、セディフが事故か何かで亡くなったのか、などと悪いことまで考えてしまいました。
 ある時点ではたと気づきました。
 そうです。彼らが連呼していたのは「セディフ」ではなくて、「せりく」(世界陸上の略した言い方らしい)だったのです。
 それで今日(13時53分でした)気づいたことというのは、世界陸上が「せりく」なら、世界クロカンは「せくろ」になるということです。つまり、渋井陽子選手がせりく4位なら、同期の山中美和子選手はせくろ4位なのです。
 山中選手が帰国したら、あるいは4月の競技会で会ったら、「せくろ4位おめでとう」と言おうではありませんか!! 寺田は、言います。


■3月24日(日)
 今日は忙しいので、一行日記……にしようかとも思ったのですが、ちょっと言い訳。実はここ数日、かなりてんぱった(「恋ノチカラ」で坂口憲吾が使っていたセリフ)状態です。それに世界クロカンやリスボン・ハーフなどが重なってしまって、かなり青くなっています(3月はブルー月間ですから)。
 世界クロカンは新聞などの一般メディアが大きく取り上げにくい大会です。そういう大会こそ、寺田的が頑張らないといけないのですが、どうにもタイミングが悪いです。でも、外国の記事はたくさんリンクを張りました
 ということで、山中美和子選手の4位に敬意を表し彼女の足跡を調べました。ちょっとコメントを書くつもりが、それなりの長さに。忙しい最中ここまで書いてしまったのは、山中選手の人柄の成せる業でしょうか。ということで、予告した藤田敦史選手のインタビュー最終回は、明日に変更させてください。申し訳ありません。
 追伸 遅い夕食の際にテレビでフィギュアスケート世界選手権をちらっと見たら、「モー娘。」のなっちが出ていました。それがどうしたといいうわけではありませんが。ちなみに、彼女と本田たけし選手(フィギュアスケート世界選手権銅メダル)は同じ21歳だそうです。末續慎吾選手と同学年ですね、たぶん。佐藤清治選手も今年で21歳。春は厳しそうですが、秋には期待しています。
 続・追伸 リスボンの高岡選手、残念でした。意外な結果です。あの高岡がなぜ…という感じです。でも、これまでも失敗がなかったわけではありません。それを必ずプラス材料に転じさせてきた選手です。今後にどう生かすかに注目したいと思います。


■3月23日(土)
 昨日、紹介したように大きなショックを受けた寺田は、日記なんか書くのはやめて旅に出ます。自分を取り戻すために……でも、それは4月にしようかと思います。
 まあ、何も聞かずに下の文章を読んでください……やっぱり、ひとこと先に解説すると、広告代理店勤務のある陸上ファンの女性からのメールです。昨日、日記をアップするためにネットに接続したとき、入れ替わりに受信しました。昨日の日記を読んでから、励ましのために送信してくれたメールではありません。
 彼女とは、「恋ノチカラ」が広告業界ネタということで、何度か話題にしたことがあったのです。「あのドラマを見ると、仕事のやる気が違ってくるよね」といった話です。
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寺田さま

こんにちは。
「恋ノチカラ」の最終回、見ましたーーー?
私は今日も仕事だったのですが
最終回だけはリアルタイムで見たかったので
そこそこに切り上げて家に帰ってきました。
見ましたよー、リアルタイムで。
最終回も感激モノでした、はい。
ほんとにあのドラマからは
チカラをたくさんもらったって感じです。
広告の世界をスタッフの立場から
描いているドラマは
初めてなんじゃないかと思います。
さすがに事前取材をしただけあって
わりときちんと描かれていて
もちろんかなり脚色はありましたけど
あー、あるある、こういうことって思ったり。
「とーこ」には親近感もあって
応援しながら見てました。
広告って人に夢を与える職業なのよね、
って忘れかけていた気持ちを
よみがえらせてくれました。
私も単純なんですよねーーー。

さて、日記のファミレス論争、
楽しく読んでいます。
私も一言書きたくなってしまったのでメールします。
ヒマなときにでも読んでください。

私が小学校から高校までをすごした
某東北のとある都市には
ファミレスなどというものはありませんでした。
大学に入学して東京に戻って来て
はじめてファミレスに入ったときの
感激は今でも覚えています(って大げさかも)
和食から洋食までなんでもあるし
なんといってもデザートがよりどりみどり。
おまけにコーヒーがおかわり自由!
それ以来、ファミレスの
とりこになってしまったのでした。
すっかりオトナになった今でも
私にとってのファミレスは
わくわくするところです。
あの大きなメニューを広げて
何を頼もうかなーと考える時間は
シアワセなひとときですね。
というわけでファミレスでのデート、
わたしはぜんぜんOKです。

というか私の場合は好きな人とだったら
家の近所の公園で缶ジュース飲んだり
するのがすごく幸せだったりするんですけど。
最後は蛇足でした。

何だか長々と書いちゃいましたね。
失礼しました。
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 読んだか、イチロー!! 見たか、佐々木!!
 寺田、ガッツポーズしてます、こんなふうに。完全復活です、たった一日で。
 でも、彼の主張は男性の姿勢なんですよね。わかってます、反論になっていないのは。でも、そんなこと、どうだっていいんです。このメールが自分に生きる勇気を与えてくれました。ちょっと大げさですけど、そういうちょっとした出来事って、重要だと思いませんか(質問しているわけでは…)。


■3月22日(金)
 何も聞かずに下の文章を読んでください。
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それでは、まだまだ決着のつきそうにないフェミレス論争、
続編を楽しみにしております。(ちなみに女性側から、佐々木氏に一票^^)
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 これは、ある女子選手からもらったメールの一部です。
 このショックをどう表現したらいいのでしょう。強いて言えば、「“明智警視とデートをしているみゆき”を見た金田一少年」といったところでしょうか。えっ、なんのことかわからない……まあ、知る人ぞ知る(知らない人は知らない)話です。とにかく、ものすごい敗北感です。“イチローに負けた”……大リーグのピッチャーの気持ちが痛いほどわかります。
 完全に気力喪失状態です、とてもこの日記は続けられません。再開したばかりだというのに。15日の日記でちょっと触れていますが、明日からは一行しか書かないでしょう。
 タイトルも変更します。「寺田的一行日記」……韻は踏んでいるな。


■3月21日(木)
 皆さん、ご覧になられたでしょうか。「恋ノチカラ」最終回。エンディング・シーンはまさか、まさか、「マジで」ファミレスでした。14日の日記で示唆したように、深津絵里と堤真一が、最後の最後で恋人同士になりました。堤の事務所の仕事も急転直下、好転し、2人はめでたくファミレスで食事をするのでした。

深津 「目玉焼きも新鮮でいいかも。あっ、すいませーん。コーヒー、お代わりください」
  「お前、何杯目だよ」
深津 「えーっと、うん? 8、9、10、11、じゅうにい」
  「違うね、13杯目」(と、手の甲に記した「正」のカウントを見せる)
深津 「(指で指しながら)あーあっ、はははっ」

 映像は2人から徐々に引いて、ファミレスを外から映して「End」マークが左下に出て、幕となりました。まあ、ファミレスと言っても、昨日の日記で某女性ライターの方が紹介している、かなりお洒落目のファミレスではありました。

 これはファミレス論争の勝敗に、だめ押ししたでしょう。繰り返しますが、フジテレビのドラマのエンディングシーンですからね。イチロー記者と寺田の主張の、どちらがが正しいかは明白です……と言っても、彼の言い分への反論にはまったくなっていませんね。
 どうも2人の主張は正面からぶつからないというか、すれ違いの理論のような気がします。彼はあくまで、男性の心構えを説き、寺田は寺田で、自分の理想をイメージしているだけなのです。そこへテレビドラマで寺田と同じ意見が出た日には、それを“虎の威”とするのは自然の流れでしょう(一応、冷静に判断できています)。
 こうなってくると、生き方の問題かもしれません……続きはいずれ(ホントか?)。

「恋ノチカラ」は13杯目のコーヒーでエンディングでしたが、西田の小野真澄選手は4m31への挑戦でミキハウス最後の試合を締めくくりました。
 ドラマの楽なところは、終わりがあるという点です。ずるい点、と言い換えてもいいでしょう。しかし、実生活に終わりはありません。小野選手の競技も終わりではありません。4月からは札幌の先生になりますが、出来る限り棒高跳は続けていきます。
 元から彼女の場合、陸上一色の生活だったわけではなく(学生〜CFA時代)、小野真澄の生活の中に棒高跳があったわけです。厳密に言えば全ての選手がそうなのですが、彼女の場合は特にその傾向が大きかったように思います。だから、小野選手にとって西田杯は区切りの意味のある試合であったかもしれませんが、彼女の人生という視点で見れば、1つのアクセントに過ぎません(などと、人の人生を決めつけるのは柄ではないですね)。
 話が変な方向にいってしまった気がします。ドラマだって、エンディングの後が実は、大変なのかもしれません。ましてや、現実ならなおさら……。


■3月20日(水)
 昨日からずっとオフィスにこもりきりで仕事をしていたので、夜は気分転換も兼ねてファミレスで食事&仕事。この日記もファミレスで書いています。ファミレスといえば、「モー娘。」のなっちとか、めざましテレビのなっちゃんに似ている女性ライター(学生中長距離系が多い)の方からメールをもらいました。
 ファミレス論争への意見というより、体験談でしょうか。でも、イチロー記者と寺田が、「ファミレスをあまりに下に見ている」という意見もされています。
 明日はその女性ライターも見ているファミレス・ドラマ(3月14日の日記参照)「恋ノチカラ」の最終回です。皆さん、お見逃しなきように……西田杯国際室内棒高跳もあります。小野真澄選手のミキハウス最後の試合です。たぶん、小林史明選手も。運よくリザルツが入手できたら、速攻掲載します。

<某女性ライターの意見&体験談>++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ファミレス論争・・・・で…ですね。わたしも一言。
寺田さんー!イチローさんー!(テレビ的には貫井さんー!。ちなみに、坂口かっこいいですよー)
皆様は、ファミレス自体をあまりにも下に見てませんですか?
ファミレスでも、特に「すかいらーく・グリル」とかって、お洒落ですよ。
ファミレスデートでも、ぜんぜん豪華ですよ。だって、値段とかも安くないですもん。セットで、あれこれ頼むと2000円弱いきますよ。私には、リッチなディナーです。

あ!! 
でも、やっぱりファミレスはファミレスかな。

中学時代、両親とも長期にわたって、海外遠征(マラソン ※ちなみに、父はサブスリー、母はサブフォー…なにげに、陸上の話ですよ。HPの趣旨に合わせて)に行ってしまって留守の時、
「練習で疲れて御飯作る気力がなくなってしまった。たまには、外で御飯を食べよう」(練習=インターバル1000メートルを5本。なにげに、また、陸上の話…)と、すかいらーくに行ったんです。下の弟と。

ちょっと、前置きが長くなりましたが、そこで、クラスの担任の先生(男性、当時、独身)がいたんです、女性と。
で、先生は、どうやら、プロポーズをしてたんです。そこで。
コーヒーのお砂糖とか入れてあげたりしちゃって。
なんか、いいムードでしたが(その後、めでたく結婚!!)、私は密かに
「プロポーズされるのが、ファミレスってのもなぁ…。」
って、思いました。

ファミレスは豪華!!だといいながら、やっぱり、私もファミレスじゃぁ、ちょっとなぁって思ってる人間なのか…。
結論は出ません…。迷宮入り。


■3月19日(火)
 まずは訂正です。昨日の日記に書いた里谷多栄選手は、里谷多英選手の間違いでした。そのときの記事はこちらで里谷W杯から帰国「よかったっす」(日刊スポーツ) 五輪金メダリストですから、高橋尚子選手を高橋尚小選手と間違えるようなミスです。失礼しました。
 今日はずっと事務所にこもりきり。でも、4月〜6月の出張のホテル予約をしました。
 今年は兵庫リレーカーニバルと織田幹雄記念国際が2日続けて行われるので、出張するのには都合がいいですね。広島のホテルはまだ余裕があったような気がします。
 6月の日本選手権は金沢開催。金沢はホテル数の多い都市という印象ですが、そんなに残っていなくて(特に練泊する場合)“えっ”と思いましたので、行かれるのが決まっている方は早めの予約をお薦めします。でも、近くなったらまた、キャンセルが出るのでしょうけど。


■3月18日(月)
 そこそこ仕事が立て込んでいたのですが、成田空港に行って来ました。藤田敦史選手が帰国(写真記事)すると聞いていたからです。昨日の走りを見せられると、やっぱり“勝てる選手、期待に応えられる選手”という印象を強く持ちましたし、練習期間が今回は短かったということで、どんな内容だったのかという点にも興味があったのです。明日以降が苦しくなるかなと思いつつも、朝の10:10には成田行きの支度を始めました。

 ファミレス論争が決着しなかった件はファミレスのラビリンス(迷宮)と呼んだ方がお洒落だと感じていましたが、“迷宮アゲイン”と表現したのには、わけがあります。かつて、陸上専門誌で“宏臣アゲイン”というページがあったような記憶があるのです(間違っていたらごめんなさい)。日本人初の走幅跳8mジャンパーの山田宏臣さんが、思ったままを綴るコーナーだったと思うのですが、これがかなり面白かったのです。一度、連載が終わりましたが、好評だったようで少しのブランクを置き、再度連載されたときのタイトルが、これでした。

 山田さんは若くして亡くなられましたが、順大から東急に進んで活躍されました。現役引退後はホテルマンの道を歩み、ソウルにも赴任されていたことがありました。富士通・木内監督は山田さんの順大の後輩であり、その弟子でもある藤田敦史がソウルで優勝したことは、何か因縁を感じました。それで、ちょっと古い感じもしましたが、“迷宮アゲイン”とした次第です。

 成田空港では藤田敦史選手取材後に、長野五輪金メダリストの里谷多栄(漢字あっていますか)選手が取材を受けているシーンに出くわしました。記者のうち何人かは顔なじみの方だったので、寺田も記者の輪に加わり、写真も撮らせていただきました。話の流れはわからないのですが、里谷選手が高橋尚子選手の年齢を記者に質問していました。


■3月17日(日)
 14日の日記でファミレス論争に決着が付いてたと思ったのですが、間髪入れず佐々木記者から反論が来ました。確かに、彼の主張にも一理ありますので、全文をそのまま掲載します。再び、結論のでない迷宮に入り込んでしまった様相を呈してきました。“迷宮アゲイン”といったところでしょうか(このタイトルの解説は明日の日記で)。ということで「競技場でよく見る顔」の「記者の皆さん」コーナーの、佐々木記者の写真の下に入っていた「ファミレス論争敗者」の文字に「?」が付きました。
 それにしても、大新聞の記者がここまで砕けた本音を書いていいのかという心配もありますが、さりげなく陸上の話題も盛り込んでいるところは、このページの趣旨をよくわかってくれているなあと、嬉しくも思います。

<佐々木記者の反論>+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
まず、確認しておきたいことがあります。それは、私の主張は「男性側の姿勢」について論じているという点です。もちろん、デートは女性と一緒にするものという前提がありますよね。そうでない場合もありますが。ですから、女性側の意見は重要視すべきでしょう。
寺田さんがフジテレビのドラマ「恋ノチカラ」での主要登場人物女性2名の発言をもとに結論づけようという姿勢も、分からないでもありません。

私もこのドラマは見ております。仕事上、あの時間帯に家にいることはめったにないので、録画ですが。私としては当初、広告代理店における仕事のドラマを期待してみていたのですが、やはりタイトルからして恋愛がメーンになってしまうのですね。
それにしても、矢田亜希子ちゃんはかわいいっすね。昨夏の世界陸上でキャスターを務めた時は現地エドモントンでお会いできるのを非常に楽しみにしていたのですが、一度もお目にかかれませんでした。彼女は基本的に現地でもスタジオにいることが多かったようですね。そういえば彼女、元巨人軍H投手とのお付き合いが写真週刊誌で暴露されてしまいましたが、H投手が名古屋方面の球団に移籍してからはどうしているのでしょうか。あっ、どうでもいいですか? 話が横道にそれてしまいました。

話を元に戻します。
>  この論争は意外な展開で決着がつきました。1月から始まったフジテレビ木曜日
22時枠の
> 連ドラ「恋のチカラ」で、主要登場人物の3人が次のような会話をしたのです。
「決着がつきました。」とは何ですか!
そうやって何でも大メディアの言い分が正解になってしまうんですか?!
ムルワカ氏の外交官用パスポートは偽造なんですよ!
すいません、興奮してしまいました。

>  大手広告代理店を退職した堤真一がデートを前に、部下(かな?)の深津絵里と
以下のよ
> うな会話をします。
> 深津 「フレンチレストランでお食事して花をもらうのも素敵ですけど、私、大学
のときか
> ら付き合っていた彼とはいつもファミレスで待ち合わせしてました」
> 堤 「ファミレス?」
> 深津 「話してるだけで楽しくて、コーヒー13杯おかわりしたことあります」
> 堤 「迷惑な客だな」
> 深津 「かえって時間が経って思い出すのは、そんなムードのないデートだったり
するもの
> ですよ」
> 堤 「まるで参考にならない」
深津絵里も言っているじゃないですか「フレンチレストランでお食事して花をもらうのも素敵です」と。決してフレンチレストランよりファミレスの方がいいとは言っておりません。フレンチレストランが絶対的にいいとも言っていませんが。
価値観の多様性を認める寺田さんなら分かってくれるでしょう?
それにしても、ドラマを見ていない方は、この原稿を読んでも事情を理解してくれているのでしょうか。読者と距離感ができちゃったらさみしいんですけど・・・。

> 深津 「かえって時間が経って思い出すのは、そんなムードのないデートだったり
するもの
> ですよ」
うーむ、深津絵里、否、本宮籐子(役名です)、かわいそう。素敵なレストランだったら、もっと思い出に残っていることでしょう。男に恵まれなかったのでしょうか。
それにしても、前々回あたりに出てきた元彼(ミラノに行っちゃった春菜ちゃんの兄)の雰囲気からすると、いいレストランに連れていってもらっていそうな気がしますけど。この辺は、脚本家の方の設定にちょっと整合性を欠くような気が、たった今してしまいました。
それにしても、ドラマを見ていない人には何のこっちゃの文章ですな、再び。

> 堤 「まさかぁ。ボクはファミレスなんかでデートしたことはありませんよ。だっ
て、こ
> んな……ねえ。相手に失礼じゃないですか」
> 矢田 「えー、そうかなー。私はこいういうデート、素敵だと思いますよ」
ボクもファミレスでデートしたことはありません。
が、ファミレスは絶対イヤという女性を好んでいるわけではありません。
あくまで私は男性側の姿勢にこだわりたいのです。
いいですねえ、堤=貫井の姿勢。

矢田の言う「こういうデート」というのは、どういうデートを示すのでしょうか。想像するに「気取らないところでリラックスしながらお話をするデート」、「あんまりお金をかけずに楽しむデート」などがそうでしょうか。
もしそうだとするなら、何もファミレスでなくても、そういうデートができるレストランはあるのです。そんな店を知っていたら、もっと人生は楽しくなるでしょう?
「わあ、こんな店知ってるんだ」なんて言われてみたり・・・てへっ。「知ってるんだ」のあとには高確率で「ハートマーク」が付いていることと予想されます。
私は男性にはそういう努力が必要なんじゃないかと主張したいのです。

「ファミレスでいいか」とか「ファミレスで済ませちゃおう」って言葉の使い方しますよね。これはファミレスの存在意義を暗に示しているのだと思います。存在意義を否定しているわけじゃないですよ。安易な店選びには反対なのです、特にデートの場合。

そうそう、入社してすぐ、私は広告局の営業に配属されました。
上司は言っていました。「食(しょく)にこだわるヤツは、仕事がよくできる場合が
多い」。
もちろん、例外もあるでしょう。でも、周りを見回してみてください。こだわりの店があったり、いろんな店を知っている人って、魅力的なことが多いでしょう?
決して、私に当てはめようとしているわけではないですよ。
どうですか、寺田さん!


■3月16日(土)
 今日は、特にありません。明日も取材はなし。およそ2カ月ぶりですね、週末に取材がないのは。
 でも、明日はファミレス論争の佐々木記者の反論を掲載予定。あくまで予定で、東亜マラソンで何か思いつくことがあれば、そちらを書きます。佐々木記者からの反論はすでに手元にあるのですが・・。
 1つ訂正があります。2日前のファミレス論争の話で引用したドラマのタイトルですが、「恋のチカラ」ではなくて正しくは「恋ノチカラ」でした。


■3月15日(金)
 暖かいので日記を再開しました。最近、会う人会う人に「日記はどうしたんだ」と言われ続け、田舎の家族にまで「書かないのか」と言われ、「1日1行で、たまに長く書けばいいんじゃないか」というご意見も拝聴し、「でも、有名選手の日記なら1行で読者は納得するだろうけど、しがないライターが1行じゃあ誰も読まないだろう」などと思いつつも、その手もあるかなと自分を納得させ、家族の一部に根強い反対意見はあるものの、再開することにしました。
 再開の“きっかけは恋のチカラ”……ではなくて、ファミレス論争です。やっぱり、あれを記事(きじ)と同じ体裁で出すのはまずいだろうというのは建て前で、本心では、まずいとはこれっぽっちも思っていませんが。
 えーっと、再開するにあたってタイトルを考えましたが、結局「続・寺田的陸上日記」に。これは“いつまでくのか寺田的陸上日記”の略ですので、念のため。
 ところで今日は確定申告に日野税務署に行きました。頑張って毎日帳簿を付けて青色申告にしましたが、文字は赤色です。いわゆる赤字ってやつですが……面白くもなんともありませんね。気分がブルーになる青色申告というのは言えそうです。
 さて、青、赤ときたら、残るは黄色。申告内容も赤字というより黄字(きじ)といったところでしょうか……O塚製薬のコーチは木路(きじ)さん。
 楽屋落ち路線は、これまでと同様です。


■3月14日(木)
 一部読者の熱烈な要望に応え“ファミレス論争決着編”
を掲載します。必ず、午後10時前にお読みください。
(“サブテン”にひっかけたオチではありません)

 かつて、このサイトの日記コーナー(現在はToday's Headlineへ発展的に解消……ものは言いよう)で“ファミレス論争”なるものがありました。名前に朗、または郎の文字が付く“3ロウ”こと石井朗生、佐々木一郎、そして寺田辰朗の3記者は、ファミレスで記事を書くと能率が上がるという共通点がありました(中出健太郎と中村恵一郎の“2ナカ”は違うらしい)。
 しかし、ファミレスをデートで利用するケースについては持論がそれぞれ異なりました。
「筑波などの土地では、デートにファミレスを利用するのもやむなし(よくある)」と石井記者が口火を切り、それに慶応ボーイの佐々木記者が「男子たる者、たとえどんな場所でもデート場所に手抜きをするものではない」と反論。京王沿線在住の寺田は「愛があれば、場所はファミレスでも問題ない」と、佐々木記者の意見に真っ向から挑戦状を叩きつけました。価値観の多様性を認める寺田にしては、珍しいことです。

 この論争は意外な展開で決着がつきました。1月から始まったフジテレビ木曜日22時枠の連ドラ「恋のチカラ」で、主要登場人物の3人が次のような会話をしたのです。

 大手広告代理店を退職し自分の事務所を設立したクリエイターの堤真一が、デートを前に部下(かな?)の深津絵里と以下のような会話をします。
深津 「フレンチレストランでお食事して花をもらうのも素敵ですけど、私、大学のときから付き合っていた彼とはいつもファミレスで待ち合わせしてました」
 「ファミレス?」
深津 「話してるだけで楽しくて、コーヒー13杯おかわりしたことあります」
 「迷惑な客だな」
深津 「かえって時間が経って思い出すのは、そんなムードのないデートだったりするものですよ」
 「まるで参考にならない」

 そして、矢田亜希子演じる深窓の令嬢と堤がデート。実は矢田が、深津の元彼の妹で、現在は深津と矢田が女2人で同居しているという設定。堤と矢田はフレンチレストランでの食事後、堤が車のキーを車内に忘れたため、業者が来てくれるまで近くのファミレスで時間をつぶすことに。

 「ボクの知り合いは恋人との話に夢中になって、コーヒーを13杯もお代わりしたことがあるって」
矢田 「えー、すごいっ。13杯って何時間くらい話してたんだろ。夜通しかな」
 「あー、そうかもしれない」
矢田 「それって知り合いじゃなくて、貫井さん(堤の役の名前)自身の経験だったりして」
 「まさかぁ。ボクはファミレスなんかでデートしたことはありませんよ。だって、こんな……ねえ。相手に失礼じゃないですか」
矢田 「えー、そうかなー。私はこいういうデート、素敵だと思いますよ」

 ということで、「競技場でよく見る顔」の「記者の皆さん」コーナーの、佐々木記者の写真の下には「ファミレス論争敗者」の文字が入ったわけです。なんてったってフジテレビの、俗に言うところのトレンディードラマですよ。これはもう、決まりでしょう。
 蛇足ですが、ドラマではたぶん堤と深津が……今晩22時からのオンエアで確認してください。



昔の日記
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