印象に残ったコメント集B 2日目(8月4日)
男子100 m2次予選直後の朝原との一問一答
『今年は場数を踏めたことが、今の自信につながっています』


Q.
朝原 2着で通過できたんで、よかったです。イギリスのチェンバースには負けると思っていましたが、ザカリ(ガーナ)に勝っての通過は嬉しいです。
Q.1次予選の後は?
朝原 疲れがあって、頭がボケていたので、休んでスッキリさせました。
Q.10秒06というタイムについては?
朝原 手応えはよくなかったんです。スタートからフラフラと出てしまって、中盤も蛇行したような感じで。後半はリラックスできたんですが。スタート地点にいる時は感じませんでしたが、風は追っているんでしょうね。でないと(全体的に)こんな記録は出ませんよ。
Q.準決勝は思いっきり?
朝原 2次予選も思い切っていく気持ちでやってました。さらに集中して、いい走りをしたいと思います。
Q.今回はチャンスだと?
朝原 なんとか戦える自信も出てきました。GPを回って、いいレベルの選手といい戦いができています。物怖じすることはないですね。あとはもうちょっと、前半から走れれば…。
Q.余裕がでてきたようですが?
朝原 GPで結果を残せたこともありますが、2年間ケガをしてやっとここまで来られましたから、楽しめています。別に負けても、失うものとかはありません。今年は色んな国で色んなレースパターンを試すことができ、場数を踏めたことが今の自信につながっています。
Q.この春からアメリカに移った成果ですか?
朝原 新しい技術が噛み合わなかったので、春には気持ち的にへこんでいました。それがここにきて、つながり出しました。今年の初めから世界選手権を頭に置き、10秒02が出ても満足しないで「これからだ」と言い聞かせました。97年の10秒08のときは、それで満足していたのかもしれません。今年は世界選手権を頑張ろう、という気持ちが強いように思います。