2001国際千葉駅伝
レース前日記者会見写真
『先週、脚を痛めましたがだいぶよくなっています』(渋井)
『強い選手が来ているのかもしれませんが、あまり気にせずにいきたい』(油谷)
『来年のベルリンかシカゴで、自分の(日本最高)記録を更新することを目標に掲げてやりたい気持ちはある』(藤田)


Q.現在のコンディションと明日の抱負は?

渋井 遅れてすいませんでした(約3分、会見開始時間に遅刻)。脚の方が先週ちょっと、火曜日あたりに痛めて思うように練習できなかったんですが、脚の状態はだいぶよくなったんで、明日は与えられた4区の5kmを頑張りたいです。

藤田 ようやく(世界選手権で不調だった原因の)座骨神経痛もよくなりまして、練習を上げている段階です。まだまだ本調子とはいきませんが、明日は5kmと短いのですが、アンカーが少しでも楽になるような走りをして、なんとか4連覇に貢献できるように頑張ります。

油谷 先週、中国実業団対抗駅伝があって、今回、中4日か5日しかないので、間はジョッグという形つないできました。疲れがどれだけ残っているか走ってみないとわかりませんが、今回はアンカーという重責ですし、3連覇もしていますから、4連覇のテープを切りたいと思います。

Q.それぞれマラソンに出場した年でしたが、この1年を振り返ってどうでしたか。そして、来年以降のマラソンの予定など、お聞かせください。

油谷 来年のベルリンかシカゴのどっちかを考えていますが、練習が順調にできるかどうか次第です。また、世界選手権の選考会もありますし、どうなるか…。でも、1回、海外を走ってみたいと思っています。
 今年1年間は、びわ湖をうまく走れて(2時間07分52秒の日本歴代5位で日本人トップ)、世界選手権でも5位に入れて、いい1年だったと思います。来年以降もマラソンで勝負していきたい。世界選手権の5番がフロックでないことを、タイムでも、また、世界選手権やオリンピックでも証明していきたいと思います。

藤田 マラソンは今年度中はやらず、駅伝の方中心に試合に出ていきたいと考えています。マラソンに限定しますと、来年の秋以降に、油谷君と同じになってしまうんですが、ベルリンかシカゴで、自分の(日本最高)記録を更新することを目標に掲げてやりたいなっていう気持ちはあるんですけど、決定したわけではありません。ベルリンかシカゴ、国内なら福岡を狙ってやっていきたい気持ちはあります。

渋井 マラソンの予定は、来年の秋あたりに走ろうかな、って思っています。今年は、マラソンを2回走れて、とても充実していました。でも、反省する点も多いんで、そういうのを生かして、来年につなげていきたいと思います。反省点は、気持ちの面とか、タイムの面とか、挙げだしたらきりがないんですけど。世界選手権の前の練習で苦しんだのと、大阪の前のけっこうなんでもできた練習とまったく違うので、いいものと悪いもの経験できたんで…。

Q.外国のメンバーを見て、マークする選手とか、強うそうだと思う国はありますか。

油谷 特にありません。世界選手権もレース前は誰が出ているのか見ていなくて、ゴールしてから、すごい人が出ていたんだなと知ったんです。強い選手が来ているのかもしれませんが、記録をチェックしても何年前の記録なのかもわかりません。あまり気にせずにいきたいと思います。

藤田 まだオーダー表を見ていませんが、僕も油谷君と一緒で、人の持ちタイムは気にせずにいきます。タイムを持っていても、走れない選手もいます。自分の走りをするだけです。

渋井 特に(マークしている選手は)いませんが、ヌデレバさんの走りは見たことがないので、見てみたいと思います。(強そうだと思う国は)日本のみんなが速い選手ばかりなので、安心しています。



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