2005/5/7 国際グランプリ大阪
花岡が技術改良に手応え
追い風参考だが日本記録と同じ6m82
公認ではB標準の6m60


6m34(+0.2)―5m99(+3.0)―6m61(+2.4):6m39(+0.3)―6m82(+2.3)―6m60(+0.8)

■共同会見時のコメント
「風が回っているなかで上手く合わせられました。最低でもB標準(6m60)、A標準(6m75)も行けると思っていました。やっと、世界選手権へのスタートラインに立てたかな。今シーズンは動きや体調を考えて、シーズンに入るのを遅らせました。今日の82は、それほど行った感じがしませんでした。前回(01年)のときの方が手応えがありました。
 でも、6m82は4年も前の記録。もう、“花岡は終わっている”と見ている人もいますから、このあたりで一発やらないといけない、と思っていました。
 アテネ五輪は不甲斐なかった。海外経験の少なさを感じました。もっともっと場数を踏んで、キチッと力を出せれば、世界は混戦なので、6m80を跳べば結果は出ると思います。(今後は)スプリントを助走に生かし、コンスタントに6m75以上を跳びたい」

■静岡国際で手応え
 4日前の静岡国際は6m43で池田久美子(スズキ)に敗れたが、追い風となるように砂場を反対側に変えた後半3回は(F−6m43 +3.1−F)、技術的、感覚的にいいものがあったという。
「“思い通り”というところまでではなかったんです。それでも6回目に、ファウルでしたが6m80近く距離が出ました。自分の感覚と先生の意見と、ビデオの映像など、自分の中で絞れてきて、大阪までの間に技術練習ができたのは1日だけでしたが、イメージや動き、技術でつかめてきたものがありました。そこのポイントが上手くはまれば、今回6m70〜80はいく手応えがありました」

■踏み切りを大きく変更
 今季、大きく変えた点が2つあるという。
「1つはトラックのスプリントの走りに対し、助走になると走れていないこと。そこを意識しています」
 もう1つは姿勢や跳び出し方向など、踏み切り時の技術だ。
「入りの部分を越川先生とチェックしながら、かなり練習しました。(改良点は)後傾しないことや、高さを出さずに前方向に跳び出すこと。これまでも少しずつやっていたことなんですが、仕上がらないうちに室内の試合に出たりして、試合になると以前のクセが出てしまって。いつも室内で1回上げて6m50〜60くらいを跳びますけど、今年はそこをカットしました。もう若くはないので、やれることをじっくりやっていこうと」


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