2005/7/14
野口がサンモリッツ合宿に出発
「ベルリンで日本記録更新を」


 野口みずきが10:30発のJAL便で、サンモリッツ合宿に出発した。アテネ五輪後初のマラソンは、9月のベルリンになることを表明。出発前に意気込みを語った。

「昨年のような練習がしっかり積めて、なおかつスピードも」
<<代表質問>>
Q.ベルリンに決めた理由は?
野口 気候的にもコース的にも走りやすい大会だと思ったので。過去にベルリンを走った選手たちも、記録的にすごくいいレースをしています。平坦で条件的にもいい。記録を目標にしているので、ベルリンに決めました。
Q.どのくらいの記録を目標にしていますか。
野口 (2時間何分何秒と)正確に言ってしまうと、それを達成できないかもしれないので言いませんけど、日本記録の更新は目標にしています。
Q.ベルリンで高橋(尚子)さんが世界記録、渋井(陽子)さんが日本記録を出したのを見た印象は?
野口 走りやすそうですし、走っていて気持ちよさそうだな、って。私もそういうところで走りたいな、と思いました。
Q.アテネはアップダウンが激しいコースでしたが、ベルリンはフラットなコース。どんな練習をしていく予定ですか。
野口 コーチが、それに対応できるメニューを考えてくれると思います。練習メニューを聞くのはいつも、直前なんですが、恐らく、去年のオリンピック前の練習にプラスして、スピードに研きもかけるメニューになると思います。坂での練習は、去年のようにはしないと思います。昨年のような練習がしっかり積めて、なおかつスピードもつけられたらいいですね。
Q.そういう練習に対して不安は?
野口 全然ないといったらあれですが、不安を持っていたら練習ができません不安を打ち消して、集中してやりたいと思います。
Q.日本で応援してくれる皆さんに、どんな走りを見せたいですか。
野口 ぐいぐい積極的に行くところを見てほしいですね。オリンピック後、初のマラソンですし、しっかり自分の走りができるように頑張りたい。皆さん、応援よろしくお願いします。

「記録を出して監督にプレゼントしたい」
<<個々の質問>>
Q.記録はどこを目指して?
野口 日本記録を目指して。
Q.どのくらい更新を?(と両手で更新幅の大小を見せるように促す)
野口 意地悪な質問ですね。
Q.サンモリッツから直接ベルリンに?
野口 サンモリッツで1カ月くらい合宿して、(寒さの状況などを見て)また別の場所に移動すると思います。一度、日本に戻ってくることになると思います。
Q.ベルリンは日本勢が5連勝中ですし、野口さん自身も4回のマラソンで3回勝っています。記録とともに勝利にもこだわりますか。
野口 今回は記録にこだわっていきます。
Q.アテネ五輪前にサンモリッツに向かったときと、気持ち的に違いはありますか?
野口 気持ち的には同じですね。変わっていません。
Q.身体の状態は昨年と比べてどうですか。
野口 今年はちょっと、練習とか力みが入ってしまっています(※)。そういう意味では、いつもより張っているかな。でも、いい感じだと思います。
Q.1年1カ月ぶりのマラソン出場になりますが、やっと来たという感じですか。
野口 やっと来たという感じもあります。ちょっと長かったな、という気持ちと、けっこうバタバタしていたので、それほどでもないという感じと、半々ですね。
Q.(男子の)ペースメーカーの付くレースは初めてですが、どういうイメージですか。自分で行ってしまうことも?
野口 気持ち的には余裕を持てるかもしれません。歩幅が、引っ張ってくれる人と合えばいいのですが。名古屋でも大阪でも、5kmぐらいでペースメーカーの人の前に出てしまいました。でも、今回のペースメーカーの人には期待しています。
Q.グローバリーの男子コーチが務める可能性は?
野口 さあ、それは、わかりません。
Q.アテネ五輪前は練習がつながっていました。長いスパンで見たら大阪からパリ世界選手権、アテネ五輪と2年間がつながっていたということですが、今回はアテネ五輪後の練習が断続的になった。それも、うまく流れに組み入れられたのでしょうか。
野口 イベントがあったときも練習していたんです。オリンピックが終わって半月〜1カ月して20kmの距離走をやったときも、速いペースで行けました。完璧に1年間集中した練習はできていませんが、今年に入って練習は(継続して)できています。調子的にはそんなに悪くありません。
Q.記録を出すことに対して、どんな魅力を感じていますか。
野口 記録を出しておきたいな、という気持ちはずっとありました。これまで、大阪、パリ、アテネと勝負優先で記録的に上を見ていません。それと、記録を出して監督にプレゼントもしたい。
Q.久々のマラソンで高揚感はありますか。また、フルマラソンに向けた本格的なトレーニングが始まるという。
野口 そうですね。やっぱりマラソンのトレーニングのときの方が、体の調子が良くなります。気持ち的にもワクワクします。(トラックやハーフマラソンに比べ)準備する期間が長いこともあって、早く走りたいと思えるのかもしれません。
Q.オリンピック金メダリストという肩書きがついて、海外でも注目度が違ってくると思いますが。
野口 それはできるだけ考えないようにしています。自分の中では何も変わっていませんので。
※昨年より練習が断続的になり、練習ができる時期に頑張りすぎたという意味か?


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