2003/1/24・25 大阪国際女子マラソン
注目の実質初マラソンの山中、初マラソンの坂本
2監督のコメント

ダイハツ・鈴木従道監督
「(記録は)レースの流れや気象条件次第だが、2時間23分を切る能力、16分後半で押していける力はある。それだけの練習もできた。10月から本格的なマラソン練習に入ったが、体が動かなくなるような状態まで追い込んでも、追い込んだ後にまだ動いた。11月にそのリバウンドが思った以上に出たが、10月の走り込みが12月になって生きたと思う。
 浅利(浅利純子コーチ)の頃とは、レベルが全然違う。練習のパターンも違って、浅利は走り込みが中心で、40km走がメインだった。山中は30km走をメインに、距離走も速いペースで押していく。今回40km走は10月に1回、12月にアメリカで1回の2回だけしかやっていないが、浅利よりも10分速い。30km走でも6分は違った。もっとも浅利は、『コースが今は舗装されているが、私の頃は砂利道だった』と言っているけどね。
 それでも、トータルでは抑えた内容。全開ではない。今回の30km走と同じペースで35kmまでやったり、将来的には40kmまでやることも可能だと思う。
(2時間20分を切るのなら)5000mで15分そこそこ、1万mで31分30秒前後で大丈夫だと思う。山中も全国都道府県対抗女子駅伝の走りを見ると、15分10秒を切る力はある。(マラソンで)その上のレベルを狙うのなら、14分40秒と30分30秒の力が必要になってくる。
 仮にマラソンで代表になっても、1万mでも代表を狙っていく。(世界選手権本番の)日程的に無理なのかもしれないが、両立させていきたい」

天満屋・武冨豊監督
「ハーフで1時間9分27秒を出したとき(01年3月の全日本実業団ハーフマラソン)よりもいい。過去、今回ほどいい練習ができたことはなかった。昆明での練習では、松尾(和美)が名古屋で優勝したときより、30kmでもいいし、5kmや10kmの練習でもいい。
 ただ、まだ22歳と若く、最後のスタミナの蓄積という部分に不安は残る。それが、レースにどう出るかは、正直わからない」


大阪国際女子マラソントップ
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