スポーツ・ヤァ!No.036
Coming SPO-DULE
[大阪国際女子マラソン]

弘山、小幡、岡本はどんな状態なのか?

 例年、オリンピックか世界選手権の選考会に指定され、好記録と白熱したドラマに沸く2時間20分余の“女の戦い”。1年前は渋井陽子が初マラソン世界最高で優勝し、7カ月後のエドモントン世界選手権4位へと飛躍した。有森裕子、高橋尚子、鈴木博美……多くの日本人ランナーが世界へのステップとしてきた大会である。
 五輪中間年の今年は、自己のポジションを確立する戦いとなる。ニューフェイスはトップ選手の一員となることを目指し、ベテランは健在を印象づけたい。
 そんな状況下、33歳の弘山晴美は勝つことにこだわっている。コーチで夫の勉氏は「とにかく優勝させたいですね」と、何かを思い出すかのように話した――。

(中略)

 だが、勉コーチには不安もある。
「宮崎の2日後に風邪を引いてしまいました。それと、11月から貧血気味で、2年前よりも練習内容としては……

(中略)

 その小幡の特長として、マラソンを毎年2レースずつ、きっちりこなしている点が挙げられる。一度出ると決めたレースは絶対に欠場しない。その上でなお、コンスタントに上位の成績を収めているのだ。
「高橋尚子さんのような選手だけでなく……

(中略)

 もう1人の注目は世界選手権1万b9位の岡本治子だ。過去3回のマラソン歴があり、ベスト記録は……

(後略)

※1月24日発売の「スポーツ・ヤァ!036号」(角川書店刊)をご購読ください。