info-VIEWS名古屋国際女子マラソン
世界選手権キップをかけて
ふたりの“イチカワ”が対決

 近年のマラソンでは常識となっているペースメーカーだが、名古屋ではどんなペースで先導するのだろうか。今回のメンバーから見て、2時間22分台の優勝タイムは厳しそう。だとすると、5`17分00秒で入るように指示が出されるのではないか。
 これは16分40秒台で入った1月の大阪と比べると、かなり遅い。だが、大阪では渋井陽子(三井海上)が16分30〜40秒台のハイペースを30`まで維持できたが、他の選手は軒並み失速、凡タイムに終わっている。
 昨年の名古屋も17分前後のペースで20`まで推移し、後半の爆発的なスパートで高橋尚子(積水化学)が2時間22分台を、ラスト10`をペースアップした土佐礼子(三井海上)が2時間24分台を記録した。名古屋は後半が追い風となることが多く、前半は抑えて入った方が記録も期待できる。
 そのペースなら、市河麻由美にも


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