熊日30kmはかなりの豪華メンバー
高岡が30km初挑戦
坪田、入船弟、松下らにも注目

熊本日日新聞以外では最大級の展望企画
公式サイト
歴代優勝者とその後の成績一覧

招待選手
氏 名 年齢 所 属
高岡寿成 30 山口・カネボウ
森宗寛司 26 山口・カネボウ
佐藤裕之 24 東京・NEC
太田 崇 24 東京・NEC
高塚和利 24 東京・NEC
藤本季也 25 千葉・富士通
高橋尚孝 24 千葉・富士通
松本直人 25 千葉・富士通
中安秀人 21 宮崎・旭化成
佐藤智之 20 宮崎・旭化成
中原大輔 26 広島・NKK
小林正典 22 広島・NKK
鬼塚智徳 20 福岡・九電工
石島 隆 24 福岡・九電工
坪田智夫 23 東京・コニカ
藤田将弘 23 滋賀・積水化学
岡田 茂 22 静岡・本田技研浜松
宮本龍治 28 熊本・本田技研熊本
下川修武 31 熊本・ラララ
宮崎展仁 22 千葉・順天堂大
入船 満 21 千葉・順天堂大
谷川嘉朗 21 東京・帝京大
村野真一 20 東京・帝京大
松下龍治 20 東京・駒沢大
清水智也 20 東京・日本大
森村 哲 20 東京・早稲田大

 東京国際マラソンが1週間後ろにずれたため、千葉国際クロカン、青梅マラソン、そして熊日30kmとビッグレースが4つも重なってしまった。その熊日30kmの招待選手が、2月5日に発表された。なかなかのメンバーが集まった。
 最大の注目は5000m日本記録保持者で1万mシドニー五輪7位の高岡寿成(カネボウ)の30km初挑戦だ。来年以降のマラソン進出への足がかりに、という位置づけだ。20km強までの距離は駅伝やハーフマラソンで経験のある高岡だが、30kmはまったくの未体験。ただ、冬期練習では数年前からかなり距離も走り込んでいる。できることなら、1km3分ペース(30km1時間30分、マラソン2時間06分30秒台)の常識を覆すようなペースで走って欲しいのだが…。少なくとも、どこか10kmくらいは28分台に上げるとか…。
 高岡の他では、昨年の箱根駅伝2区と今年の全日本実業団7区区間賞の坪田智夫(コニカ)が有望選手。2月6日のコニカ全日本実業団駅伝の祝勝会の際、調子は今ひとつと言っていたが、2週間の調整で調子を上向かせることは、可能だろう。
 学生陣の注目は、1万m28分台で順大と駒大の準エース、入船満(順大)と松下龍治(駒大)。松下はご当地選手でもある。この2人、ともに箱根駅伝は満足できる成績ではなかった。箱根駅伝から1カ月半後の30kmでどんな走りをしてくれるのだろうか。
 だが、この4人がすんなり上位に来るとは考えにくい。NECや富士通、旭化成や九電工など実業団の選手が、4人の間に食い込んできそうだ。