ATSUYAなメール
その16
2005年3月16日

復活!

陸上取材人として尊敬する寺田さま、こんばんわ

13日の日曜日はなかなかの寒さで、陸上日和というか、
ロードレース日和だったのではないでしょうか。

新聞社は休刊日だったのですが、私は原稿を書くために出勤し、
テレビで名古屋国際女子マラソンと
全日本実業団ハーフマラソン選手権をはしごしました。
途中30分間は阪神のオープン戦を楽しみました。

全日本実業団ハーフは、4−6位を兵庫勢が占めました。
「走る恋愛評論家」の異名をとる家谷くんは
惜しくも優勝を逃しましたが、
5位には新井広憲くん、
6位にはわが郷土・三木市を代表する大坪隆誠くんが入りました。

何よりもうれしかったのは、新井くんの復活走でした。
報徳高2年時に全国高校駅伝4区で区間賞に輝き、チームの優勝に貢献。
早稲田大では主将まで務めましたが、故障が多く、
あまり満足な走りを見ることはできませんでした。

大学に進む前、「遊んだらあかんで」と忠告したところ、
「そう思うんですが、あまり自信ありません」と正直に話していた新井くん。
中国電力入社後も故障や病気があって、とても心配していました。

5位とはいえ、今回の1時間1分台の粘走は、彼にとっても
とても意義深かったのではないでしょうか。神戸市の上野中
時代の恩師も大変、喜んでいました。

以前も報告させていただきましたが、新井くんの恩師の永福栄先生は、
上野中で上岡兄弟や新井くん、高校最高記録を
つくった西脇工高の2区で主将の西田雄士くん、中距離で活躍
した吉延二三さん(元ノーリツ)らを育て、さらには転勤先の
小部中で中大の阿江匠くん(西脇工高主将)、
中央学院大の天野達也くん(報徳高主将)らを育成した名将です。

永福先生とは、いつも電話で「新井は頑張っているか」
という話をしていました。テレビでは最初、「中国電力」の
ユニホームが見えても、だれだが分かりませんでしたが、
「おぉ、新井や」と分かってからは、仕事の手を休めて見入って
しまいました。おかげで執筆がはかどらず、電気代の請求書を
中電にまわそうかと思っているきょうこの頃です。

実業団ハーフでは、姫路商高から山陽特殊製鋼と
たたき上げの家谷くん、報徳高から早稲田大、中国電力と
エリート街道の新井くん、三木北高演劇部から山梨学院大一般入試、
その後、兵庫県警、大阪府警と紆余曲折を経た大坪くんと三者三様ですが、
それぞれに奮闘していたように思います。

今春、山陽特殊製鋼に入社する中央学院大の中東くんも
京都ハーフで3位に食い込みました。細川道隆くん、
奥谷亘くん、小崎まりさんも無事、世界選手権代表に決まり、
今年は兵庫勢の当たり年ではないかと、ひそかに期待しております。

まもなくトラックシーズン開幕。暖かくなるにつれ、
兵庫リレーカーニバルの季節がやってきたなとウキウキします。

それでは、またお会いできる日を楽しみにしています。

K新聞社社会部 O原A也


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